福井地裁の判決に書かれた、「原子力規制委員会が策定した新規制基準は上記のいずれの点についても規制の対象としていない。免震重要棟についてはその設置が予定されてはいるものの、猶予期間が設けられているところ、地震が人間の計画、意図とは全く無関係に起こるものである以上、かような規制方法に合理性がないことは自明である」が非常に重要。これを無視して大事となったのが東京電力の福島原発と言えると私は思います。
福島原発の津波の高さは、1972年2月頃に原発の敷地の海抜高度10mを超える約12m-13mの津波が過去にあったと分かり、報道された。この時、私は友人数人と話をしたのを覚えている。安全係数が0.8ということになるから、絶対にまずい! 我々がこんな設計図を出すのは恥ずかしいと思うと話した。「機械や土木の設計での安全係数4.5以上を達成できないとしても、せめて2.0以上でないと許されないよな!と話した。ところが、東京電力は記者会見を開いて、「直ぐにそのような津波が来るわけではありませんから・・」と話した。マスコミ関係者は、これでいいんですかね?ろコメントした。2011年3月まで実に40年間、東京電力は津波が福島原発の敷地の海抜高度を約3m超えることがあることを知りながら、その後の奥尻島や日本海大地震の津波が発生した時にも、福島原発に敷地を超える津波が来る可能性があるが、どうするのか、報道記者から東京電力に質問が飛んだ。その時も、そのような津波は非常に希で、直ぐに来るものでないと言い続け、蓋を開けてみたら何にもしていなかった。東京電力の歴代の会長、社長は法学部卒か経済学部卒で、技術系の人は一人もいない。電子工学と機械工学と制御工学の3つを理解して原子力を理解しないと、原発という装置産業への体制作りは形ばかりにしか成り得ないと私は思いますが、みなさんはどう思いますか? ちなみに、電子工学または機械工学が分かる人で、両方がわかる人の確率は概ね1%前後しかいないのです。東京工大在学時に電気電子工学関係と機械工学関係の学生合計約300人中、両方が分かる人は機械系の2人と電気電子系の1人だけ。この3人の内の2人が制御工学科在籍者。ましてや法学部や経済学部卒の中にそのような技術が分かる人はもっと希でしかありません。東京電力では、恐らくゼロでは?? 他の電力会社も原子力規制委員会も同様では? このままでは住める場所が減って行く可能性が十分にあると思う。
中国や北朝鮮の通常爆弾の中距離ミサイル攻撃を想定していない。日本は非常に脅されたら、降参することになる。非常時のことを考えていない。
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